
DaVinci Resolve を使っていて、「またこの設定しないといけないの?」や「毎回同じことなんだから覚えてくれよ・・・」って思うことありませんか?
僕はよく思うんです。
毎回設定を仕直さないくてもいい方法がないものか。。。と。
そんな方に朗報です!
DaVinci Resolve にはプリセットという機能があって、基本的な設定を保存しておいて、新しいプロジェクトを始めるときは保存しておいた内容を簡単に設定できるのです。
この記事では、DaVinci Resolve を使う上でやっておくと便利な設定とプリセットの仕方をご紹介します。

こんな方におすすめですよ!
- DaVinci Resovle を使っている方
- DaVinci Resovle をインストールした後に特に設定をしていない方
- DaVinci Resovle をもっと便利にしたい方
まだ DaVinci Resolve をインストールしていない方や興味がある方はこちらの記事も見ていただけると嬉しいです。
日本語表記にする

DaVinci Resolve のメニューなどの表示内容を日本語表記にします。
ただでさせ難しそうなソフトを使うので、日本語表記の方が安心して使えますよね。
英語表記で問題ない方 や すでに日本語表記になっている方 は読み飛ばしてくださいね。
(1)DaVinci Resolve を起動するとプロジェクトの選択画面になります。「untitled Project」をダブルクリックしてください。

(2)画面左上メニューの「DaVinci Resolve」内にある「Preferences...」をクリックしてください。

(3)画面の上段にある「User」をクリックしてください。
(4)画面左部の「UI Settings」をクリックしてください。
(5)表示されたメニューの「Language」を「日本語」に変更してください。
(6)「Save」をクリックしてください。

(7)DaVinci Resolve を再起動すると反映するよメッセージが表示されるので、DaVinci Resolve 再起動してください。

DaVinci Resolve を再起動するとメニューなどの表記が日本語になります。

自動保存を有効にする

自動保存の機能は大事です!
万が一の場合に備えておきましょう。
動画編集ソフトに限らずですが、ExcelやWordなどを使って作業している途中で画面が固まってしまって作業中だった内容が消えてしまったという経験ありませんか??
あの時の絶望感といったら・・・
DaVinci Resolve には作業中の内容を自動で保存してくれる機能と一定時間ごとにバックアップを取ってくれるありがたい機能があります。
僕はこの2つの機能を使うことをおすすめします。
それぞれがどんな機能でどのように設定するかご説明しますね。
作業中の内容を自動で保存してくれる機能

DaVinci Resolve では ライブ保存 といいます。
あなたが何か操作するたびに状態を自動で上書き保存してくれる機能です。
この機能を使えば、自分で「プロジェクトを保存」しなくてもよくなります!
おまけに設定しても動画が遅くなることはないんです!
これであの絶望感とサヨナラです。
一定時間ごとにバックアップを取ってくれる機能

DaVinci Resolve では プロジェクトバックアップ といいます。
こちらはあらかじめ決めた間隔でプロジェクトのバックアップを取る機能です。
ライブ保存 があれば、こちらは不要のように思えますよね。
ライブ保存は常に最新の状態を保存しますので、「やっぱり、少し前に戻そう」ができないんです。
その不便さを補ってくれるのが プロジェクトバックアップ なのです。
ただ、注意点もあって、何個もバックアップを取ることになるのでパソコンのディスク容量を少し余分に使います。
それと使っているパソコンの性能にもよりますが、少し重いなぁ(遅いなぁ)と感じることがあるかもしれません。
それでもあのときに状態に戻したかったのに・・・とならないためにも設定しておきましょ。
設定方法

それでは、ライブ保存 と プロジェクトバックアップ の設定方法をご説明します。
(1)画面左上メニューの「DaVinci Resolve」内にある「環境設定…」をクリックしてください。

(2)画面の上段にある「ユーザー」をクリックしてください。
(3)画面左部の「プロジェクト保存&ロード」をクリックしてください。
(4)画面中央に表示される「ライブ保存」と「プロジェクトバックアップ」をチェックしてください。
バックアップの頻度の設定についてはお好みですが、保存する容量が足りないなどの不都合がなければそのままでよいです。
(5)「保存」をクリックしてください。これで完了です。

解像度とフレームレートを決める

でました、解像度 と フレームレート。
よく見る言葉ですが、いまいちよくわからないという方も多いですよね。
すこーしだけご説明しますね。
解像度は美しさのこと
解像度は 写真や表示の細かさ を表す言葉です。
どれぐらいの密度なのかを表現しています。
ですが、画面に表示する 縦と横の点の数 を解像度ということもあるのです。
「縦のサイズ×横のサイズ」で表現されることが多く、数字が大きくなればなるほどきれいに見えます。
今回の設定はこちらの意味です。
フルハイビジョン(フルハイ/フルHD) や 4K なども聞いたことがありますよね?
これもある特定の解像度のことを言っているのです。
フルハイビジョンは 1920×1080 という表現で、Blu-rayの美しさがこれに該当します。
4Kは 3840×2160 という表現で、フルハイビジョンに比べて縦も横もそれぞれ2倍になっています。
DaVinci Resolve の設定としては フルハイビジョン(1920×1080)を推奨します。
理由としては、制作した作品をBlu-rayで見たい!と思ったときに制作した綺麗さのまま書き込むことができるからです。
フレームレートは滑らかさのこと
フレームレートは 動画の動きの滑らかさ を表す言葉です。
1秒間の動画が何枚の画像で作られるかを表現しています。
動画はパラパラ漫画みたいなものなので、パラパラ漫画の絵が多い方が動きが滑らかに見えますよね?
えっ?パラパラ漫画・・・知って・・・いますよね??あれ??
気を取り直して。。。
フレームレートも数字が大きくなればなるほど動きが滑らかになります。
しかし、大きくすればするほど画像ファイルの容量が大きくなってしまいますので、大きいければいいというものでもありません。
あなたが見ているテレビ放送やYouTube動画の多くは 30フレーム なので、設定値は30フレームを推奨します。
設定方法

それでは、解像度 と フレームレート の設定方法をご説明します。
(1)画面右下の「歯車」のマークをクリックしてください。

(2)画面左部の「マスター設定」をクリックしてください。
(3)タイムライン解像度は 「1920×1080 HD」 を選択してください。
(4)タイムラインフレームレートは「30」を選択してください。
(5)「保存」をクリックしてください。これで完了です。

プリセットへ登録する

設定していただいた「解像度」と「フレームレート」をプリセットという機能を使って登録しておきましょう。
これが最後の設定です!
頑張りましょう!
プリセットとして登録しておけば、新しいプロジェクトを始めるときに簡単に今と同じ設定にすることができます。
それではプリセットの登録方法をご説明します。
(1)画面右下の「歯車」のマークをクリックしてください。

(2)画面左部の「プリセット」をクリックしてください。
(3)現在の設定を保存するので、「別名で保存」をクリックしてください。

(4)設定内容が分かるような名前を入力して、「OK」をクリックしてください。

(5)画面中央のリストに「入力した名前」で設定が保存されたことを確認してください。これで登録は完了です。

※ 設定を呼び出す場合は、先ほど登録いただいた名前を選択して、「ロード」をクリックしてください。

まとめ

お疲れさまでした!
今回はこんなことをご紹介しました。
- DaVinci Resolve の便利な設定内容
- プリセットの仕方
それではポイントもおさらいしましょう。
ポイント
- メニューなどを日本語表記にできます
- ライブ保存 を設定することで常に最新の状態を自動で保存してくれます
- プロジェクトバックアップ を設定することで定期的にバックアップを保存してくれます
- 解像度は 表示の美しさ のことで フルハイビジョン(1980×1080) に設定しましょう
- フレームレートは 表示の滑らかさ のことで テレビ放送と同等の 30フレーム に設定しましょう
- プリセットに登録しておき、次回以降の新規プロジェクトも同じ設定でプロジェクトを開始できるようにしましょう
DaVinci Resolve はそのままで十分使いやすいですが、ライブ保存 と プロジェクトバックアップ は「この1時間の作業はなんだったんだ・・・」という絶望とサヨナラできるので、特におすすめです。
DaVinci Resovle を使ってシンプルなスライドショーの制作方法をご紹介しています。
そちらも読んでいただけると嬉しいです。